10月も末になると恋しくなる場所がある。東名高速を使い早い時間に現地に着く。
早朝にこだわるのは、露を纏った野草に会うため。
決まって最初に立ち寄る場所がある。惜しいことにその場所は削平されていた。
寂しくなった草原に、季節外れの打ち上げ花火が開いたように咲くヤマラッキョウ。
群生して咲く場所もあるようだが、痩せ地のためかまとまっても数本、多くは一本ずつ伸びている。
赤紫色の花を付けるが、なかには白花も運が良ければ見ることができる。
この日は二本のシロバナと、脱色したかのような淡い赤紫色のものが見られた。